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参議院選挙後の日本の政治はいかに
民主党の裏切りはどこまで続く

 5月28日、日米合意により、普天間移設問題は自民党時代に逆戻りし、また辺野古沖へ戻った。昨年8月末の政権交代とはいったい何だったのか?
 多くの国民に、この疑問を投げかけた。昨年より鳩山・小沢氏への執拗(しつよう)な「カネと政治」問題での圧力攻勢はすさまじいものがあった。特に離米親中傾向を強める小沢一郎氏への攻撃は、検察、マスコミ、総動員態勢であった。民主党政権といっても、国会での多数を占めただけの、政府(官僚)司法(裁判所・検察)を握るこの国の真の権力者たちは「君たちはまだ、1/3の権力者にしかすぎない。顔を洗ってって出直しなさい」といっているようなものだ。彼らは鳩山退陣に際し、勝利の美酒に酔っていることであろう。

 アメリカを主体とし、これに追随する日本対米従属派(官僚OB。現役官僚多数派、財界、マスコミ等など)の彼らが、真の日本の支配者であることをまざまざと見せつけてくれたのが、この9カ月であった。
 小沢氏といえども、検察の捜査、徹底した情報リーク、新聞テレビの虚偽報道に対して指揮権発動もできず、リーク情報たれ流しに対して、公務員倫理法違反にも問えず、完全敗北に近い形で不起訴処分ということで終了した。
 鳩山氏にしても、政治とカネの件で追い込まれ、最終的には普天間基地移設問題でも辺野古沖での日米合意に追い込まれ、最後は自ら辞任に追い込まれたのである。
 そして、「権力者中枢の(アメリカー財務省ー外務省ー財界)の引いたレールの上を走りますよ」と誓った菅直人が総理大臣に選ばれ、マスコミもこぞってこれを支持し、民主党V字回復のシナリオが演出されたのである。これは国民や大衆を馬鹿にした政治的策略劇であり、余りに露骨である。。そして菅内閣が成立するやいなや、消費税10%増税を言い、またサミットでは朝鮮の哨戒鑑問題で先頭を切ると、朝鮮批判をやった。ここまで、アメリカ+財務省に尻尾をふれるという、菅直人という人物にあきれるばかりで、ほどほど情けない限りである。
 しかし、今回の参議院選挙で彼ら支配層が描いたシナリオ通りには、とうていいかないであろう。国民生活は一層深刻化し、対外関係においても、アメリカの指揮棒に従わない世界情勢が際立ちつつある。沖縄県民も多くの国民も簡単に民主党の勝利に同調しないだろう。国民の強烈なしっぺ返しが必ずあるであろう。(S)


醍醐寺

祇園祭・山鉾巡行ー長刀鉾
写真:山岸 清一(やまぎし きよかず)


[投稿]菅政権に言いたいことなど

2010年7月吉日
伊藤 篤(愛知県愛西市民)


 マージャン好きな菅首相に対して私が言いたいことを記します。

 第1点目:マージャンで勝つ(経済・財政・社会保障を一体型で強化させる)ために「所得税の最高税率の大幅UP」(金持ちが握っている“死に金”を吐き出させる)というハイではなく「消費税増税」というハイを切れば、「小三元」で勝ち上がれる(最小不幸社会実現)どころか「裏ドラが付いた大三元」に振り込んでしまい「箱点の大負け」(経済は成長せずに壊滅状態の「最大不幸社会」)になってしまいますよ。そして、たちまち”菅ではあかん!“と大声でレッドカードを出されますよ。鳩山前政権が「普天間基地問題」で命取りとなったように、「消費税問題」が貴方にとっての”普天間問題“になりますよ。”わが国の消費税は、消費者のみならず中小零細事業主や下請けや自営業など立場の弱い人に対して極めて酷な税:法人税や所得税と違い赤字でも課税されるという滅茶苦茶なもの。税率がUPされれば、破産したり自殺に追い込まれる人が激増するだろう:年間自殺者数3万人強という異常事態が過去10年以上も続いているが、5〜6万人以上に膨れ上がるだろう:日本の消費税は「弱者の生存否定税」で「人権破壊税」だ”とジャーナリストの斎藤貴男様はおっしゃられています。:そのとおり、いくら“福祉用財源確保のための税率UPだ”と言われても、貧困者・弱者はその「福祉」を受ける前に重税に耐えられず自殺や病死するという“本末転倒な悲劇”に陥るのが火を見るより明らかです。いや“福祉の財源だ”と言われても一切信用できません(1989年に消費税が3%で導入されたときにも1997年に税率5%に増税されたときも同じ言葉でゴリ押しされたが、それ以降ますます福祉が貧弱にされてセーフテイネット崩されてきたことを、国民は死んでも忘れないぞ!官僚の天下りや政治家のムダが撲滅できぬ限りは、“福祉のため”なんて白々しい言葉を信用できぬぞ!)。

 “消費税増税は実は弱者の味方(増税分が全額社会保障に回るので、弱者の将来不安は無くなる)“と経済学者で数字に強い細野真宏様が主張されていますが、そんなふうに定規で計ったたようにはうまくはいかぬことくらい子供でもわかるはずです。菅首相のみならず政治家全員へ、このことへの認識が薄ければ、貴方たちの首を飛ばすチャンスは「選挙」以外でもいくらでも有るのですよ!そして国民は既に見破っていますよ「消費税増税に賛成する人が半数以上になった」という新聞発表は「マスコミによって捏造された偽りの世論なのだ」ということを。“と言いたいです。”貧困や格差は争いの元“と言われるが、先進国中でも格差激しい日本となった原因の「消費税」や「天下り」や「非正規労働者への差別」を無くす事ができた人は、ノーベル平和賞をもらえたりして?

 ここで、私自作の川柳を紹介します。“指導者よ、弱者いじめりゃ けだものさ!”

 第二点目:全国の「地方空港」のうちの約半分および「売れ残ってしまった臨空開発用地」を、「太陽光発電所」又は「風力発電所」に作り替えて下さい。そして余った部分は「国営農地」にしてください。全国に50以上も有る地方空港は、希望観測的な需要予測で甘すぎる経営見通しにて建設ゴリ押しした結果ほとんどが赤字で、これまた自民党長期政権の「負の遺産」。今後も維持管理費が膨れ上がる「金食い虫の厄介者」をこのまま存続させるなんて愚の骨頂(営業努力しても無駄!)。どうせお金かかるなら「太陽光発電所」などに作り変えるのを選んだ方が「死に金」にならずに済むはずです。せっかく苦労して手に入れた広大な土地を、「エネルギーと金と食糧を生み出す場所」として生かさねば、世界の笑いものになるでしょう。と言いたいです。

*もうすぐ参議院選挙。またも“金持ち・有名人・タレントの人気投票に成り下がったお祭り騒ぎ“が国民の血税と貴重な資源(広告宣伝媒体やガソリンなど)を大量に浪費して行われるのか?と思うとぞっとします。特に今回は、与党も野党も”タレント漁り“に血まなこになって集票ねらうえげつなさに、鳥肌立つほど腹が立ちます。出る方も出る方です。特に元プロ野球監督の「堀内恒夫」は、菅が首相に立候補した際に”コーチの分際で監督になりたがるような分不相応なものだ“と最近批判の発言をしたが、ならば私は堀内に対して”キツネの分際で人間になろうとしているような分不相応なものだ“と批判してやりたいです(どこかキツネに似た顔でチームを優勝させられなかった人望無き堀内が、ガラにも無く政治の世界にしゃしゃり出るというあさましさ、しかも最も金権腐敗甚だしく旧態依然な自民党から出るという不節操さに対して、このように批判してやりたいです)。国民をバカにするのもいいかげんにしろ!!!

 残念ながら我国も他の国も政治家は劣悪者だらけ(将来を真剣に考えず一部の勢力者にのみ奉仕する“盗賊”のような輩だらけ)なので、よりまともな者に取替えるためには選出方法を変えねば。これの具体的私案は「替え歌の紹介文」の追伸部分に記しましたが、簡単に述べれば、“有権者は落選させたい候補者に投票する”という形に、180度ルール変更することです。こうすることで、有権者はよりシビアな目で私利私欲に走る劣悪政治屋を淘汰せねば。そして「安上がりで静かで環境に優しい選挙」に変えねば(“当選させたい候補者に投票する”という従来のルールは学級委員の選挙だけで充分)。

 何か一つ問題生じると、それに関連する最も責めやすい人への感情的攻撃と足の引っ張り合いするばかりで問題の本質を改善しようとしない“超無責任な情けなき現代社会”。それ故、政治・行政・司法・経済を「民衆・弱者の幸せ実現と持続可能の社会実現のために忠実に動く機械」となるように性能UPさせねば。政治家のみならず様々な分野にてリーダー選び・人選びの基準を根本から変えねば、“宇宙船地球号”は転覆するでしょう。

*選挙で浪費される「ガソリン」について、“今後はエコカー(ハイブリッド車や電気自動車:略して「電動車」)の普及によりガソリン浪費の心配は無くなる”という反論が出るでしょう。が、電動車は「レアメタル」(ニッケルやリチュームなど極めて希少な埋蔵量しか無く採掘困難な金属)が枯渇すれば、心臓部であるバッテリーができず走れなくなり使い物にならぬシロモノになってしまいます。ひょっとすると、レアメタルが枯渇する日は石油同様に近いのでは?(もしそうなら「次世代自動車」と言われている電動車を“前世代自動車”と呼ばねばならぬ日が早く来るのでは?)。“電動車の将来がバラ色だ”なんていう幼稚で能天気な認識の政治家や有権者が、世界中で多数なのでは? 「選挙」のたびに車の稼動率膨れ上がっている現状から見れば、そうとしか思えません。全くもって情けなき忌忌しき実態です!

*以前に送りました「現代社会批判の替え歌」(全て私が2007年から作詞)のうちの「不正はびこる限り」と「格差広がる限り」と「軍事力持つ限り」の3曲について、歌詞の3番に首相の名が出てくるのですが、わずか3年の間に3度も首相交代による歌詞の書き換え(安部→福田→麻生→鳩山と書き換え)するなんて、さらに4度目の書き換えをせねばならぬ日がこんなにも早く来るなんて想定外でした。(→“菅”と)直した3曲を含む7曲を別紙に送ります。

 菅政権も長持ちせぬのでは? という気がします(1994年細川首相辞任後にできた羽田内閣が社民党{当時は社会党}の“寝返り”{政権離脱して自民党と連立組んだ}によってわずか2カ月でつぶれて村山自社連立政権成立となり、その後の政策が「官僚や財界の言いなりで弱者切捨て」{消費税率5%にUPや派遣労働の自由化など}になってしまったことが、記憶に新しいから。今後社民党がまたも自民党と手を組むなどの不可解なる行動起こすのでは? そして参議院選挙の結果しだいでどうなるのか?あるいは「消費税問題」にてつまづくのか?また「事業仕分け」を妨害したがる特権官僚に操られた大手マスコミ各社による“極端に偏った報道行為”による集中攻撃でこの政権がつぶれるのでは? ということが予想されるので)。

 いや、それよりもっと心配せねばならぬことは、「菅政権が消費税増税をねらう保守政党との“大連立”を組んで官僚主導政権に変質することで長期延命を狙うこと」。こうなってしまえば、昨年の衆議院選挙での有権者の期待が無残にも完全に裏切られてしまう“最悪の事態”になってしまうので。もしそうなったなら、日本は“サッカー以外は何もかも退化している国だ”と、世界中から酷評されるようになってしまうでしょう。

 いずれにせよ政局はどう転ぶのか? 素人の私には読めず、上記替歌を送るのを今しばらく見合わせた方がいいか? 迷ったのですが、やはり送ることにします。

 以上

新春の集い
あじさい
写真:山岸 清一(やまぎし きよかず)


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